交通事故紛争処理センター : 物損の示談斡旋が成立しました
2008年12月の交通事故について傷害・後遺障害と並行して進めていた物損の示談斡旋が成立しました。
しかし、示談成立までの道のりは遠くようやく片付いたと言う感じです。
でと、示談額の結果としては一番最初に加害者側の保険会社が提示してきた額の2倍強の金額となりました。
以下、示談成立までの道のりです。
ステップ1:加害者側の保険会社の提示
ステップ2:自力で車両評価額の調査
ステップ3:車両以外の損害をまとめて提示
ステップ4:弁護士対応への切り替え
加害者側の保険会社の担当者がだらだらとした対応を続けるのでクレームをつけたら弁護士対応に切り替えられてしまいました。
でも、こちらに分のある交渉ですので臆することなく毅然と請求内容を伝えましたが、弁護士さんの回答はそっけないものでした。
ステップ5:交通事故紛争処理センター
紛争処理センターの委託弁護士さんに示談を斡旋していただきました。
過失割合が100:0にならなかったのは不満ですが、それなりな金額が得られることとそろそろ解決したいということから、95:5を受け入れました。
今回の示談で大きかったのは「事故前に行っていた高額な整備」と「確保済みの高額部品の価値」を認めていただけたことでしょうか。
もちろんなにもせずに認められたわけではなく、新車購入時からパソコンで管理していた「整備記録」がしっかりしていたこと、部品代をメーカー(Kawasaki)のサイトで調べてあったこと、バイク屋さんに協力してもらって整備費用を提示できたことが功を奏したと言えるでしょう。
ということで、物損について最初の提示の約49万円から過失相殺後の賠償額は約120万円となりました。
P.S.
受任直後は「そんなものは一切認めません」と威勢の良かった加害者側の弁護士さんですが、示談のときはすっかり負け犬状態であまり元気が無いように見えました。
威勢を張るのも仕事の一部でしょうが、なんだか惨めですね。
[2010/12/18 追記]
物損の事案で注意しなければならないことも合わせてお読みください。
しかし、示談成立までの道のりは遠くようやく片付いたと言う感じです。
でと、示談額の結果としては一番最初に加害者側の保険会社が提示してきた額の2倍強の金額となりました。
以下、示談成立までの道のりです。
ステップ1:加害者側の保険会社の提示
・全損車両の評価額は約49万円を提示してくる
・車両の引き上げ代は実費を負担してくれるとのこと
・着衣などは別途相談
ステップ2:自力で車両評価額の調査
・がんばってネットで調べていると割と高い値段で中古車が何台も見つかったのですべてPDF形式で保存(何度でも印刷できるように)
・資料を送付して車両の評価額として約58万円を認めさせる
ステップ3:車両以外の損害をまとめて提示
・着衣など
・事故前に行っていた高額な整備
・確保済みの高額部品(2003年に生産中止になっているため)
・車両取得費用など
・車両とあわせると約180万円の提示
ステップ4:弁護士対応への切り替え
加害者側の保険会社の担当者がだらだらとした対応を続けるのでクレームをつけたら弁護士対応に切り替えられてしまいました。
でも、こちらに分のある交渉ですので臆することなく毅然と請求内容を伝えましたが、弁護士さんの回答はそっけないものでした。
・車両の評価額は約58万円を認める
・車両の引き上げ代は実費を認める
・領収書や購入時期が証明できないものは認めない
・着衣などについては別途相談
ステップ5:交通事故紛争処理センター
紛争処理センターの委託弁護士さんに示談を斡旋していただきました。
・車両の評価額は約58万円を認める
・車両の引き上げ代は実費を認める
・事故前に行っていた高額な整備を認める
・確保済みの高額部品はその1/3を認める
・取得費用などは認めない
・着衣などは減価償却後の金額を認める(品目、金額、購入時期は領収書がなくてもすべて私の主張が受け入れられました)
・過失割合は加害者側95%、被害者側5%とする
過失割合が100:0にならなかったのは不満ですが、それなりな金額が得られることとそろそろ解決したいということから、95:5を受け入れました。
今回の示談で大きかったのは「事故前に行っていた高額な整備」と「確保済みの高額部品の価値」を認めていただけたことでしょうか。
もちろんなにもせずに認められたわけではなく、新車購入時からパソコンで管理していた「整備記録」がしっかりしていたこと、部品代をメーカー(Kawasaki)のサイトで調べてあったこと、バイク屋さんに協力してもらって整備費用を提示できたことが功を奏したと言えるでしょう。
ということで、物損について最初の提示の約49万円から過失相殺後の賠償額は約120万円となりました。
P.S.
受任直後は「そんなものは一切認めません」と威勢の良かった加害者側の弁護士さんですが、示談のときはすっかり負け犬状態であまり元気が無いように見えました。
威勢を張るのも仕事の一部でしょうが、なんだか惨めですね。
[2010/12/18 追記]
物損の事案で注意しなければならないことも合わせてお読みください。
この記事へのコメント